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土地家屋調査士とは?
2026.03.04
こんにちは!すみれ測量設計事務所です。
2026年2月13日に土地家屋調査士の最終合格発表がありました。
本年度の土地家屋調査士試験において、
弊社から2名の合格者が誕生いたしました。
日々の実務と並行しながらの受験は決して容易ではありません。
測量技術の研鑽に加え、法律知識の習得、書式演習の反復など、
継続的な努力の積み重ねが実を結びました。
これは個人の努力はもちろん、
社内での知識共有や実務環境の整備があってこその成果でもあります。
弊社では今後も資格取得を積極的に支援し、技術力と専門性の向上を図ってまいります
1.そもそも土地家屋調査士とは?
土地家屋調査士は、不動産の表示に関する登記を専門に扱う国家資格者です。
主な業務は以下のとおりです。
- 土地の分筆・合筆登記
- 地目変更登記
- 建物表題登記・滅失登記
- 境界確定業務
- 筆界特定手続の代理
つまり、「土地や建物の“現況”を正確に測り、法務局へ正しく登記する」ことが役割です。
境界トラブルの未然防止や、不動産取引の安全性確保という点で、非常に重要な専門職です。
2.測量士との違い
よく混同されがちなのが測量士との違いです。
| 項目 | 土地家屋調査士 | 測量士 |
|---|---|---|
| 根拠法 | 土地家屋調査士法 | 測量法 |
| 主な業務 | 不動産登記・境界確定 | 公共測量・地図作成 |
| 登記代理 | できる | できない |
| 官公庁測量 | 原則対象外 | 主業務 |
| 試験難易度 | 非常に高い | 高い |
簡単に言うと
- 測量士=「測る専門家」
- 土地家屋調査士=「測って、法律的に確定させ、登記する専門家」
測量技術は共通基盤ですが、
土地家屋調査士は“法律+登記実務”が加わる点が大きな違いです。
当社のように3D測量やGNSS、点群データを扱う会社においても、
最終的に登記に落とし込む際は土地家屋調査士の専門性が不可欠です。
3.土地家屋調査士試験について
土地家屋調査士試験は、法務省が実施する国家試験です。
毎年10月頃に筆記試験が行われます。
試験科目
【午前】
- 測量に関する問題(平面測量・三角測量など)
【午後】
- 不動産登記法
- 民法
- 筆界特定制度
- 書式問題(図面作成含む)
特に午後の**書式問題(分筆図・建物図面作成)**は非常に難易度が高く、
合格率は例年8〜10%前後とされています。
試験の特徴
- 計算問題+法律問題の両方が必要
- 実務的思考力が求められる
- 図面作成の精度が重要
測量だけできても合格できず、
法律だけ分かっていても通らない――
まさに“技術と法務の融合資格”です。
4.なぜ今、土地家屋調査士が重要なのか
- 相続案件の増加
- 空き家問題
- 境界未確定地の増加
- 不動産の高度化(再開発・区分所有)
こうした社会背景の中で、
「正確な境界」と「適正な登記」はますます重要になっています。
まとめ
土地家屋調査士は、
“測る技術”と“法律の知識”を兼ね備えた不動産の専門家です。
測量士との違いを理解することで、
それぞれの専門性と役割がより明確になります。
今後も高度化する不動産実務の中で、
専門家としての責任と技術力を高め続けていきます。
―― 株式会社すみれ測量設計事務所