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xGridsを導入しました——“動く現場”を、そのまま高精度3Dへ
2025.10.08

すみれ測量設計事務所は、このたび移動計測型SLAMシステム「xGrids」を導入しました。これにより、現場を歩きながら高密度点群を取得し、3Dガウシアンスプラッティング(3DGS) の生成までを素早くつなぐ“軽快な3D化”が可能になります。

xGridsとは?—歩いて、回って、その場で形に
xGridsは、LiDARとビジュアル情報を統合する**SLAM(Simultaneous Localization and Mapping)**方式の移動型スキャナです。三脚設置型や定点スキャンに比べ、狭小・曲折・人流のある環境でも機動的に3D化できるのが特長。動線に沿って計測できるため、現場の“使われ方”も含めてデータ化しやすくなります。
またカーマウントや専用ベストも導入し、様々な環境でスキャンできるように準備いたしました。


BLK2GOとの比較—当社検証で見えた精度と運用のバランス
当社では以前よりハンディSLAMのBLK2GOを現場で活用してきましたが、xGridsは精度面で優位性があるという手応えを得ています。それだけでなく計測時間も短く、広範囲でも破綻しないため非常に有用であると感じています。GNSS、GCPを使うことで精度の担保もできます。
精度を担保しながらビジュアルな点群・3DGS**“現場で素早く取って、社内で速く仕上げる”**という流れがより実現しやすくなりました。
こんな現場・企画を進めたいと思っています
- 防災・減災:建築物・トンネル・地下空間の現況把握、避難動線の可視化
- 老朽インフラ:管内・マンホール・暗渠・狭小トンネルの高密度スキャンと3DGS提示
- 公共施設・文化財保存:図面未整備庁舎・学校・体育館の現況3D化、改修前の関係者説明
- 文化財・観光:来訪前体験の3D化、夜間・混雑時の動線検討
- 企業施設:倉庫・工場の安全導線、レイアウト検討のベースデータ
- プロモーション:“現場そのもの”を届ける3D体験コンテンツ
- ゲームエンジン:UnrealEngineなどに3DGS+3Dモデル取り込み
などなど
今後
活用方法は弊社でも模索中です。何か活用方法のアイディアなどありましたら弊社に気軽にお問い合わせください。
「こんな現場で使えるかな?」「こんなこと可能?」などふんわりしたご相談も大歓迎です。
“まず現況を早く正しく伝えたい”というニーズがあれば、ぜひ一度ご相談ください。現場に最適な計測方法と見せ方をご提案します。