事例
CASE STUDIES
事例
【歴史的建造物】富岡八幡宮のVRアプリ制作
エリア:
構造物:富岡八幡宮
実施年:2021年
地域アートイベント向けVRアプリの開発
こんにちは、すみれ測量設計事務所です。
3D測量やモデリング、ドローン測量、境界測量、建築測量など、それぞれに対応できる会社はあります。しかし、これらすべての技術や知識を深く理解し、ワンストップで対応できる企業は多くありません。
当社は、最先端の技術と豊富な経験を活かし、お客様のニーズに合わせた最適な提案を行います。また、必要に応じて、登記業務を行う専属の土地家屋調査士と連携し、スムーズな手続きをサポートいたします。どのようなご依頼にも、安心してお任せいただけるよう、誠実に対応いたします。
背景
2021年、新型コロナウイルス感染症の影響で、地域のアートイベントは従来のような対面での開催が困難となりました。そこで、すみれ測量設計事務所は、デジタル技術を活用した新しい形のイベント体験を提供するために、VRアプリを開発しました。
プロジェクト概要
このVRアプリは、富岡八幡宮の参道を3Dレーザースキャナで測量し、特にフォトグラメトリ技術を活用することで、極めてリアルなバーチャルモデルを構築しました。フォトグラメトリを用いることで、質感や細部まで精密に再現し、まるで実際に現地を訪れたかのような体験を提供します。さらに、点群データと組み合わせることで、より高精度な空間情報を構築しました。
また、富岡八幡宮にゆかりのある伊能忠敬像をゲームキャラクターのように動かすことができる機能を実装。ユーザーはVR空間内で、伊能忠敬と共に探索しながら、VRおみくじやクイズを楽しむことができます。
加えて、バーチャル空間を活用したアート展覧会も開催し、イベントの新たな形を提案しました。
今後の展望
本プロジェクトで開発したVRアプリは、イベント終了後も地域の観光資源として活用できるように、寄付されました。将来的には、観光客向けの体験会や教育コンテンツとしての活用が計画されています。
技術と価値
- フォトグラメトリ: 写真測量技術を活用し、歴史的建造物や参道の細部までリアルに再現。
- 測量技術: 3Dレーザースキャナを用いた高精度な空間データの取得。
- デジタルアーカイブ: フォトグラメトリと点群データを組み合わせ、歴史的空間の保存と再現を実現。
- インタラクティブ要素: VRおみくじ、クイズ、ゲームキャラクターの導入による没入感の向上。
- 地域貢献: アートイベントの新たな形の提案と、観光資源としての長期的活用。
このプロジェクトは、伝統と最新技術を融合させ、新しい文化体験を提供する先進的な取り組みとなりました。

